[ 医療ツーリズム]が齎すもの
昨日、読売新聞が社会面に『医療ツーリズム』の記事を載せた。この話題は東日本大震災で一時遠ざかっていたが、経産省、国交省・観光庁が推進する「観光立国」のテーマとして再登場して来たようだ。
閉鎖的医療界を国際環境にさらす機会と思えば悪い話で無い。
推進する省庁からは経済効果5500億円、長寿国ニッポンのPR、アジアトップの高度医療、付帯サービスの充実、富裕層から得られる高収入等々、良い事尽くめの言葉が飛び出す。
しかし肝心の厚労省の影は薄く、厚労省の迷いと縦割り組織の弊害を感じさせる。
国際医療保険、医師と患者間のオープンシステムの是非、誤診、医療ミス訴訟、宗教、人種問題など、一旦トラブルが起きると中東、アジアの富裕層相手だけに国際問題となり一筋縄でいかなくなるだろう。
そうは言っても『医療ツーリズム』は日本の医療業界に風穴を開ける絶好の機会になる。
いつまでも猿山のボス争いを繰り返すような大学病院を「外圧」でこじ開けるのも悪くない。
(男性会員)
- 2012年05月18日
- 寄稿
患者・家族と医療をつなぐNPO「架け橋」設立シンポジウム案内
患者・家族と医療をつなぐNPO法人「架け橋」が5月27日東京で設立シンポジウムを開催します。皆様のご参加をお待ちしております。当ネットも「架け橋」と連携しながら医療安全、被害者サポート活動を推進して参ります。
<開催案内>
日時 :5月27日(日) 14時〜17時
場所 :聖路加看護大学講堂(アリス・C・セントジョン・メモリアルホール )
交通 :地下鉄日比谷線「築地」駅 3番出口又は4番出口より 徒歩3分
地下鉄有楽町線「新富町」駅 6番出口より 徒歩5分
地下鉄大江戸線「築地市場」駅 徒歩12分
手続き:事前予約不要、参加費無料
内容
◎基調講演:「自身の体験から院内患者サポートに求めるもの」
講演 :浅野 史郎 氏 慶大政策学部教授 / 前宮城県知事 / 元厚労省官僚
◎シンポジウム 「自身の立場から院内患者サポートに求めるもの」
司会: 大熊由紀子 氏 国際医療福祉大大学院教授 / 元朝日新聞論説委員
シンポジスト:
浅野 史郎 氏 (上記)
鮎澤 純子 氏 九大医学研究院 基礎医学部門 医療経営・管理学准教
内野 直樹 氏 全国社会保険協会連合会 社会保険相模野病院長
尾藤 誠司 氏 東京医療センター教育研修部 臨床研修科医長
宮本 哲也 氏 厚労省医政局総務課 医療安全推室長
医療事故被害者遺族
〜 詳細は当ブログ右欄のリンク案内「NPO法人・架け橋」からお入りください。 〜
- 2012年05月15日
- 関連機関動向
シンポジウム案内(中部地方にお住まいの方々へ)
名古屋で「医療事故情報センター総会記念シンポジウム」が開催されます。
医療事故調査制度を設計するために 〜報告と調査の現状と課題から〜
【日時】5月26日(土)午後1:30〜(開場午後1時)
【場所】ウインクあいち(愛知県産業労働センター)小ホール1(5階)
名古屋市中村区名駅4−4−38
【申込み】不要
【参加費】無料
【定員】 150名
【問い合わせ先】医療事故情報センター
名古屋市東区泉1−1−35ハイエスト久屋6F
TEL:052-951-1731 FAX:052-951-1732
- 2012年05月09日
- 関連機関動向
「医療安全」の一言も無い日本医師会の全面広告
日本医師会が「新しい地域医療の構築へ」と題する全面広告を出した。しかし中味のトップは「地域医療」ではなく「TPP反対」。野田首相訪米をけん制したかったのだろうか。
そして「医療安全」には一言も触れていない。
『国民が安心して治療が受けられる「医療安全」に取り組んでいく』となど、とても言えないほど医療は病んでいる!?と受け取りたくもなる。
昨日、報道特集(TBS)が報じた心療内科医師の三分診療、保険点数稼ぎに走る「薬物治療依存症!」などを見ると、実は診療代値上げを訴えたいのが日医の本音かもしれない。
この全面広告の意図がどうも良く分からない。
(男性会員)
第3回「医療事故に係る調査の仕組み等のあり方に関する検討部会」より(於厚生労働省)
本日、厚労省で標題の検討部会が開催され、患医連を代表して永井裕之氏が「医療版事故調査機関の早期設立」を陳述しました。部会構成員による討議は、各医療機関関係者の考察不足(日本医師会を除く)が目立ち、話題が拡散。‘主催者側は議事進行に一層の工夫が必要’(例えば配布資料の中で課題になりそうなところを事前に質問し回答を用意して貰うなど)という印象を受けました。むやみに時間を掛ける事と議論を尽くす事とは別です。
詳細:厚労省議事録参照
- 2012年04月27日
- 関連機関動向
患者と医療者の対話について(上)
朝の連続ドラマ「梅ちゃん先生」は、終戦後の東京・蒲田を舞台に、ひとりの女学生が医師となるまでの日々を描いている。ヒロイン梅子のお父さんは、大学の医学部教授。梅子とのやりとりはコミカルだが、言葉に医師としての本質を問う台詞があり、はっとさせられる。
医学専門学校の梅子の学友たちとの会話に、
「医師を聖職とは思わないこと。人間対人間です。だからやっかいな仕事なのです。」
医療界で、医師と患者は“人間対人間”になっているだろうか。
病院は大きくなるほどに医師と患者の距離も大きく離れていくように思う。
その距離を少しでも縮め、不安を信頼に変えるには、人間としての対話が大切だと思う。
昨年来、何人かの患者さんや家族から相談をいただく中で、なにより欠如しているものが対話(場合によっては会話も成り立っていないこともあり)と気付いた。
もちろん主体者である患者側の努力も必要です。
しかし入口段階ですでに弱りきっている患者は、何をどう質問してよいか動転している場合もあります。
専門領域で力を発揮する医療者と未知の世界で動揺している患者と、その果てしない距離を埋める対話をすることは、たしかにやっかいな仕事かもしれません。(つづく)
世話人川田綾子

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