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東京医大病院は患者、家族の謝礼金を拒絶すべき

一昨年、東京医大八王子医療センターが生体肝移植手術の際、 患者から多額の寄付金を受け取っていた事実が報じられ、これに対して東京医大は「寄付は移植医療の振興を目的としたもので問題はない」という見解を示しました。
東京医大が「寄付は強要していない」と言っても手術前に寄付金を要請した点は立場の弱い患者にとって大変な重圧です。

こうした報道があったにもかかわらず、相変わらず「東京医大病院の担当医師への謝礼金をどうしたら良いか」気に掛けて当ブログにアクセスして来られる患者さん(家族)が度々見受けられます。
私たちは東京医大の拝金体質(上記・移植医療振興寄付、博士号授与で謝礼を受け取る教授陣、保険不正請求等々)が未だに改善されていないのでは?と懸念せざるを得ません。

以下の例(黒文字部)は当会員らが実際に体験した事例です。ここから何が浮かび上がって来るか、考えてみたいと思います(後述)。


個々の体験
(順不同)

ー鞜臈出手術時、執刀医に10万円渡した。貰い馴れているのか拒絶する様子もなく、白衣のポケットに無造作に入れた。

⊆蟒兪亜⊆硬甍紊亡擬塰椰佑2回(10万円、50万円)、家族が更に10万円渡した。いずれも受け取った。

執刀医の上司にあたる教授に50万円渡したところ、予定していた執刀医が外されて教授が自ら執刀した。外された執刀医は患者家族を「何故、私じゃダメなんだ!」と責めた。一方、教授は他の患者に対するより親身に語りかけてくれるようになった。

ぅ福璽好好董璽轡腑鵑鵬杙卆泙蠅鮑垢圭个靴燭箸海蹇◆崢座廚靴覆し茲泙蠅砲覆辰討い襦廚斑任蕕譴拭複殻勝法ナースステーションにそのような張り紙もあったように思う。

ゼ分は謝礼金を出さなかったが、同部屋の人が「主治医に一万円を渡したら受け取ってくれた」と言っていた。

事故発生直後、医師に「手術前にお金を渡していたら貴方達はもっと患者に注意を払ったのではないのか?!」と問い詰めたところ「どちらでも同じです」と答えた。その時はまともな返事のように聞こえたが、よくよく考えてみると「出されたら受け取る」ことに変わりない。本来なら「お金は誰からも受け取りません!」と言い切るのがマトモな返事。お金を貰ったら人間誰だって贈り主には特別の配慮をする。医者も並みの人間、お金を受け取ったらお終い。

Ъ分が鈍いのか、謝礼金を渡すなど全く考えもしなかった。暗に要求もされていない。

┯鼎ぅ丱屮覺の話ではあるが、祖父母が執刀医(教授)に百万円、麻酔科医師に?万円、若い医師に1万円渡したと言っていた。

お金で医師の気持ちを買うのはおかしい。そう思って一切渡さなかった。しかし担当医師の不注意(経過観察を怠る)で命を失った。金さえ握らせていたら、こうはならなかったと今も悔やんでいる。実に汚い世界だ。その証?として有名人で医療過誤に遭った話を聞いたことが無い。医師が緊張感を持つ持たないの差だろう。

これらはすべて東京医大の例ですが、他の病院(首都圏私立医大病院)で働いている方からも「ゴミ箱の中に贈り主の名前が書いていある熨斗袋が無造作に捨ててある。せめて破り捨てる位すれば良いものを・・。謝礼金を受け取るのが恒常化して何とも感じていないからでしょう。」という話もありました。
又、金を受け取った医師の実名をこのブログで公開すべきだ、という意見もあります。しかし受け取り方は巧妙です。証拠と脱税を恐れ現金(又は商品券)でしか受け取りません。

もちろん贈る患者側にジレンマが無いわけではありません。しかし、患者は藁をも掴む気持ちで医師に全幅の信頼を寄せたいのです。それがお金で左右されるようでは拙いのです。

この悪癖を断つには東京医大上層部の強力なトップダウン指示しかありません。医療界のヒエラルキ―組織でボトムアップ改善は無理です。
ナースステーションの看護師さんが守れるルールを上層部が出来ない筈はありません。やろうと思えば今日からでも出来る筈です。出来ないのは上層部自らが長年そうした慣習にどっぷり浸かっていたからでしょう。
もし謝礼金受け取りを容認するようなら東京医大の意識改革など到底無理です。「患者中心の医療」が「お金中心の医療」では困るのです。医師は断る勇気を持つべきです。他の大学病院の徹底ぶりを見習ってほしいものです。

医療安全と消化器外科主任教授選挙(1/18予定)

1月18日、東京医大病院・消化器外科(外科第三)主任教授の選挙が予定されています。
この消化器外科は当欄で取り上げた3件の医療ミスを起こし、その中の2件(被害者勝訴&和解)を隠蔽した部署なので、当ネットも日頃から高い関心を持って見ています。

一昨年、東京医大は「東京医大第三者委員会」(郷原信郎委員長)の調査報告を受け「東京医大再生委員会」を設置。その中で「医療の充実、安全」に関わる様々な施策を提言しました。医局講座制の主任教授の在り方についても述べています。
それでは今回の主任教授選挙はどうでしょう。再生委員会の提言が反映されているでしょうか?

消化器外科医として明らかに技量に欠け、とても指導的立場に立てるとは思われない主任教授候補?・・・これでは医療の充実、安全が担保される筈がありません。

再生委員会の報告書には、有能な外部医師の招聘や近隣の私立医大病院の相互監視など様々な提案が語られています。或る科ではそうした好ましい動きも見られますが病院全体で徹底しているでしょうか?
消化器外科の医療安全体制を見直し、選挙を延期してでも有能な人材を内外問わず探してその信を問うやり方なども考えてはどうでしょう。
実態はともかく「患者中心の医療」を標榜する東京医大にとって事故再発防止を左右する大事な選挙になると思うからです。

書籍紹介:「医療の安全を願って」稲垣克己著

医療ミスで意識不明になった大学生の息子さんを22年余り一家で介護(5年前他界)して来られた父親の稲垣克己さんが二冊目の本「医療の安全を願って」を出版され、当会へもご寄贈頂きました。

息子さんの学生生活を回想しながら、取り返しがつかなくなった青春の無念な思いと22年間の介護の様子を紹介。そして今回(二冊目で)改めて事故の原因を検証しながら「医療の安全と再発防止、医療の質の向上」を求めて大変多くのページを割いておられます。

尚、「事故発生、治療」の経緯と「裁判(勝訴)」の過程は前刊(一冊目)で詳しく触れておられますので、併せて紹介いたします。いずれもノンフィクション作家・柳田邦男氏の推薦書です。


一冊目:「克彦の青春を返して」(医療過誤、18年の闘い)
        中日新聞社 ¥1,600 2001.5.15 発行

二冊目:「医療の安全を願って」(克彦の死を無駄にしないために)
        風媒社   ¥1,500  2011.12.24 発行

   〜二冊目は昨年末、毎日新聞にも紹介されました。〜

皆さんと共に

当サイトにアクセス頂く方々の中に「死因、術後後遺症に不審を抱かれている方」「入院又は通院中で病院の対応に不信感を持たれている方」「入院するに当たって不安感を持たれている方」「医療裁判や示談交渉中の方」などが度々見受けられます。

限られた体験ではありますが、これからも私共の持ち合わせている情報や思いが少しでも皆さんのお役に立てば、と願っています。
このサイトで公開できない情報も多々ありますので、個別にご相談頂ければ出来る限りの対応をさせて頂きたいと思います。このブログの右上にある問い合わせ先にメールして下さい。

当会は公的機関、医療、法曹界、報道関係者らのアドバイスも頂きながら医療安全推進活動をしているボランティア団体です。詳細は「趣意説明」(左プロフィール欄)をご覧ください。
尚、「成り済まし」接触を防止するため、匿名のメールには応じかねますので予めご了承ください。
首都圏の方とはご相談を面談でお受けしていますが、東京医大に直接関係の無い全国の患者、被害者、遺族の方々にも出来る限りの対応をさせて頂いております。

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