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関連病院でも医療安全は徹底しているか

東京医科大学では昨年3月に再生委員会の報告書を公表して、
患者中心の医療など医療安全に向けた提言を出しており、
本ブログでも紹介いただいた。
報告書では、関連3病院(新宿、八王子医療センター、茨城医療センター)の一体的管理や情報共有等を実施することが書かれている。
また、以下のような記載がある。
「運営形態が類似している東京都内または近隣県の私立医科大学病院との相互訪問・相互監視(私立医科大学病院 医療安全相互ラウンド)もすでに実施しており、今後もこれを継続して客観的評価を受けるとともに、他機関の優れた事例を積極的に取り入れ、安全管理を徹底する。」

相互監視の点から気付いたこととして、
東京医大の出身者が多く勤務する病院のひとつに、戸田中央総合病院がある。
昨年から何件かここの患者や遺族からの相談があったので、気になって調べてみた。 
戸田中央総合病院医療安全管理室
安全管理室は一定程度機能しているように思われるが、
患者さん方の受けた印象は違和感をいだくこともあるようだ。

東京医大卒業生やOBを多く配置する病院においても、
ぜひとも安全管理と患者への真摯な姿勢を首尾一貫して実行していただきたい。

会員寄稿

被害者の思い、加害者の思い (上)

「医療事故の被害者」・・・一方には「加害者」がいます。
医療事故に関わった医療従事者を「加害者」と言うべきか、異論はあると思いますが「被害者」に対して「加害者」と言う表現が一般的なので、ここではそのように表現します。

医療事故ではありませんが、各報道機関が「光市母子殺害事件」の最高裁判決を大きく報じました。被害者遺族の本村さんの13年間の闘いは、私たち医療事故の被害者遺族にも大変共感を得るものがありました。
本村さんは23歳という若さで凶悪事件に巻き込まれ、彼を「早く刑務所から出してくれ。私の手で殺す。」と言わしめた気持ちは理解できます。
しかしその後、彼は遺族としての処罰感情を持ち続けながらも、法律の壁に立ち向かって最高裁の判決を引き出すに至りました。
そして彼は「生活を立て直したい」と語ったそうです。最高裁の判決は彼に最悪の「絶望感」を持たせることなく、これからの人生に道を開くものになったと思います。

医療事故被害者遺族の人達の感情は様々です。当事者にしか分からない「被害者遺族の思い」・・・・中には「カルテ改竄、隠蔽、虚偽証言などで裁判に勝てなかった」「裁判費用が捻出できなかった」と悔やんでいる遺族も数多く、又、勝訴や和解に至っても、法廷での医療関係者の態度、対応に不信感を持つ被害者は少なくありません。
事故を起こした加害者へ被害者から『悩んでいるのは貴方だけではありませんよ。被害者はそれ以上に日夜悔やんでいるのです。あなたの法廷での証言・・・医師としてのこれからの人生、本当にそれで良いんですか?』と問いかけたい・・・それも「被害者の思い」です。加害者が被害者に真摯に向き合う事こそが「お互いの生活の立て直し」につながると思うのです。


次回は「加害者の思い」について

医療事故調査委員会のあり方を考える(事例)

昨日から二日にわたり読売新聞の医療サイト(*下記URL)に、事故原因が被害者側にどう伝えられ、そこから何が問題として浮かび上がってきたのか、院内調査なのか第三者調査なのかなど、今後の事故調査委員会のあり方(下段・厚労省検討部会の課題)や産科医療補償制度にも関係する記事が掲載されています。ご覧ください。

峻くんの命・反響(上、下)出産事故 募る不信感

http://www.yomidr.yomiuri.co.jp/page.jsp?id=54511

http://www.yomidr.yomiuri.co.jp/page.jsp?id=54568


当ネットは文中の被害者家族の方と既に情報交換中です。同様の問題でお困りの方、ご意見をお持ちの方は当ネットへご連絡ください。

「医療事故に係る調査の仕組み等のあり方に関する検討部会」開催さる(於厚労省)

本日(2月15日)厚労省に於いて第一回「「医療事故に係る調査の仕組み等のあり方に関する検討部会」が開催されました。
この部会は「医療の質の向上に資する無過失補償制度等のあり方に関する検討会」を親委員会として「医療事故の原因究明」と「再発防止の仕組み等のあり方」について検討を行うものです。(座長:山本和彦・一橋大教授、構成員16名)

詳細は後日、厚労省HPに議事録がアップされますが、基本資料として自民党政権当時纏められた「医療安全調査委員会設置法案(仮称)大綱案(平成20年6月第三次試案)と同年民主党が出した「医療の納得・安全促進法案」(通称)が紹介されました。

平成20年の政権交代が絡んでここ数年遅々として進んでいない印象を受けますが、最近の消費者庁「事故調査機関の在り方に関する検討会」の活動と相まって医療事故調査機関設立も促進されるよう期待したいと思います。
自民党政権時代に長年議論されてきた多くの成果を蔑にすることなく、建設的な議論を経て早期法案成立に結びつくよう願いたいと思います。
尚、当検討会はマスコミ各社の取材を始め、傍聴席が満席(60〜70席)になるなど、関心の高さがうかがえました。

志高く医学の道へ

大学入試が佳境に入り、志願者と思われる方々の当ブログへのアクセス数が急謄しています。
最終的に進学される大学は様々でしょうが、ここ(下記三標題)に書かれているような金銭にまみれた医療現場に染まることなく、患者中心の医療安全を目指して進学されることを願っています。「金銭」にまみれることなく、ぜひ患者の心の「琴線」に触れる医療の道を志して下さい。明日は二次試験です。受験生の皆さんのご健闘を祈ります。

お金にまみれる医療現場!?(投稿)

掲載中の「謝礼金」に関して或る非会員(男性)の方から体験談を頂きました。ご意向を酌んで病院名を実名のまま掲載します。タイトルは当会で付けたものです。

もう十数年も前のことだが、父が癌で入院していた福岡済生会病院でとても嫌な思いをした。
入院して数日後、父の容態も気になり、たまたま2人部屋だったこともあり、母が「今晩、病院に泊まっても良いでしょうか?」と看護婦に聞いた。
すると、まもなく婦長が来て「宿泊は一切禁止です。それに、こんな花は持ち込まないでください!」と言い捨てるように怒って出て行った。

すると、同室の隣人が「あなた方は、婦長にちゃんとお金渡しましたか?」と聞いてきた。
納得がいかなかったが、父が蔑ろに扱われるのも嫌なので、翌日、母は婦長や看護婦らに、こそっと1万円ずつ手渡した。

すると、それまで態度が悪かった婦長らは一転し、ニコニコしながら花瓶を持って来て「お花は、この花瓶に入れると綺麗ですよ。それから、本当は患者以外は泊まってはいけないのですが、ここは2人部屋だから、お隣の方が良いなら泊まって良いですよ。毛布類はナースセンターにありますからいつでも声をかけてくださいね・・・」

この、金を渡した途端に180度違う対応には、こちらの方が恥ずかしくなる程であった。父と母と相談し「自宅が遠いので」という理由で、1週間後に別の病院に転院し、その1ヵ月後、父は他界した。

「人の弱みに付け込む卑怯な人間たち。二度とあんな病院に行くものか!」

あれから十数年が経つが、まさかまだあの「悪しき習慣」が続いているなんてことはないだろう、いや、絶対にないことを願うばかりである。

非会員(男性)


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