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死者からの手紙「東京医大カテーテル誤挿入事件」顛末記その5(手練手管を弄した医師たち)

前回(2月11日)の話を続けましょう。

「素人には分からない。プロだから分かる!・・・

頚部から挿入したCVカテーテルへ注入した輸液(約4L)全てが肺胸郭に入り、肺圧迫で心肺停止になった事が事故発生後のX線撮影で分かりました。
その時、主治医は私の家族に「挿管は出来ているが、何故か先端から輸液が肺胸郭に漏れ、貯留液が肺を圧迫して心肺停止になった」と説明しました。
その場には医師ら(経過観察の医師、麻酔科責任者、ICU責任者、そして家族の一言一句を必死!でメモする看護師3名)も同席しましたが、カテーテルを挿入した肝心の医師は不在でした・・・口封じだったのでしょうか???

主治医の説明に疑問を感じた家族は何度も聞き直しました。
「X線に映らない血管にカテーテルが正常に入っているとどうして判断できるの? カテーテルはX線に写っているけど血管は写ってないじゃない。血管は造影剤を使わなければ写らないんでしょ。だったら正常に入ってるなんて判断できないのでは?、しかも平面座標だけじゃ(三次元でなければ)不十分じゃないの?」と。
それに業を煮やした主治医は遂に「素人には分からない。専門家(プロ)だからこの写真一枚で正常に入っていると分かる!」と。そして周囲の医師らは申し合わせたように無言でしたよ。多分、挿入直後のX線写真の精査もしていなかったのでしょうね。挿入直後、直ぐ写真を見れば何と言っても自称「プロ」ですから「これは拙い!」と分かった筈ですよね。主治医さん!

「プロだからこそ真相は分かっていた!・・・

不審に思った家族はそれで司法解剖を決意し警察に届けたのです。
本当は医師らは改めて写真を見てカテーテルが正常に挿入されていないことにもうとっくに気付いていたんでしょ? なにしろ皆さんは「プロ」ですものね。
頚静脈の直径は数センチもあるんですよね。解剖の結果、カテーテルは途中で血管を突き破ったわけでも先端だけ微妙に管外に出たわけでもありません。解剖したらなんと直径数センチもある血管に最初から全く入ってなかったのです。そして管は肺胸郭へ入っていたのです。そんなの、東京医大の「プロ集団」に分からない筈がありませんね。
ではなぜ家族に隠そうとしたのでしょう。麻酔科の医師が余りにも「ヘボ」だからでしょうか?それは言わずもがなですけど・・・本音は??

「内部告発によりますと・・・」

前回(第4回)触れたように「内部告発」文には『事故当時の責任者(内部告発文に実名・役職記載)は会合で「あんなの、どうってことないよな」(原文のまま)と事故の責任も重大さも気にかけず、事なかれ主義と隠蔽体質で時間の経つのをただ待っていた。」と書かれているのです。
主治医以下、私の事件に関わった医師らは、このような上に立つ人物が怖かったのでしょうね。正直に話したら自分の地位が危うくなる。それよりも家族に対して手練手管を弄して上手く丸め込みたかったわけですね。
でも逆効果でしたよ。家族は警察に駆け込み、それが報道に漏れて不意を撃たれて無様な記者会見を余儀なくされ、東京医大の心臓外科連続死亡事件など一連の事件と共に世間に知れ渡ることになったのです。あの時、もっと病院が自ら非を認めて真摯に説明していれば事態は変わったでしょうね。

被害者を素人だからとその場限りの嘘を言う・・・愚かな集団意識です


では、今日はこの辺にしておきましょう。(続く)

死者からの手紙・顛末記その5

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