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死者からの手紙「東京医大カテーテル誤挿入事件」顛末記その6(素人扱いした医師たち)

前回(3月25日)の話を続けましょう。

「素人騙しは続く・・」

病院は私の回復措置を優先すると言って家族にいろいろな手当ての説明をしてみせました。でも家族は事故直後の様子(長時間の心肺停止)を聞いて、既に脳死状態に入ったと判断していたのです。病院側も同様だったでしょう。脳波測定値が機器の残留ノイズレベルなのですから。
しかし、回復する見込みが無いのに病院は家族の手前?、脳幹反応を試みるなど努めてみせました。法的制約もあるのでしょうが、家族が錯乱状態に陥らないよう、肉体的、物理的に存続させてソフトランディングを試みたに過ぎないとも言えます。いわば「生きる屍」です。

8日後になって『カテーテルが何故か肺胸郭内にあった』

病院がカテーテルの誤挿入を認めたのは事故発生から8日後でした。いよいよ隠し通せなくなったのでしょう。レントゲンを撮れば分かる筈ですから。それにしても、院内で何を協議していたのか知りませんが結論を得るのに8日も掛かりますか?この病院の体質なんでしょうね。
そして脳外科の医師が私の脳症の説明を家族にしました。家族が「それは脳死ですね?」と聞いてもその医師は絶対に「脳死」という言葉を使いませんでした。『PNR(point of no return,不可逆点)を越えた』と相手を素人とみて専門用語を振りかざすだけでした。出来る人物ほど素人に分かりやすく納得行くよう説明すると聞きますけど・・・。

「レントゲンは被爆の恐れがある?!」

私が一晩中、胸が苦しい、背中が痛いと訴え続けたのは、肺胸郭に輸液が貯留していたからでした。家族は病院側が開いた説明会の場で「一晩中苦痛を訴えていたのに何故その時レントゲンを撮らなかったのか?撮影していれば貯留液がレントゲンに写ったはずだ。」と問い質しました。その時、副院長の要職にある安全管理責任者(メンタルヘルス科医)は「レントゲンは被爆の恐れが有りますからね・・・」
この副院長は一体何を言っているのでしょう???。目が点になりました。命と被爆とどちらが大事ですか?それよりも何よりも被爆が問題になるような医療機器を東京医大は使っているのですか?私が妊婦でもないのに・・・この副院長は一体何を言っているのでしょう。こんな言い訳は素人にも通じませんよ。彼がメンタルヘルス科の長というのですから、受診する患者さんもたまったものではありませんね。

「主治医は一体誰なの?」

私の執刀医(主治医)は手術を終えると帰宅(実際は帰宅せず某ホテルへ)、そして術後の経過観察は別の医師が担当しました。そして一晩中苦痛を訴えたのにレントゲン一枚撮らず、翌朝、心肺停止になったのです。
経過観察の医師は東北の田舎育ちの所為か、寡黙でコミュニケーションが苦手でした。私と会話を交わさず、看護師の報告を聞いて看護師に鎮痛剤投与と痰吸引を指示し続けたのです。
家族は説明会の場で「経過観察の担当医はどうして携帯電話で主治医に相談なり、報告なりしなかったのか?」と尋ねました。その時、もう一人の副院長が「その時は経過観察医が主治医なのです」と答えました。
家族は「え!?、主治医は執刀医の人ですよね?、執刀医は初診のときから診ているのですよ。経過観察医は主治医ではありませんよね。彼は執刀医の部下でしょ?」
副院長「その時、その時で主治医は変るのです。」家族「?????そんな病院、今まで聞いたことありませんよ!」
これも素人騙しなんでしょうか???

裁判官「酷い病院だと思うよ。こんな病院、私だって行かないよ

私の事件は裁判沙汰になりましたが、一連の経緯を精査した裁判官(医療集中部)は「酷い病院だと思うよ。こんな病院、私だって行かないよ!」と語気を荒げて吐き捨てるように家族に言いました。裁判官が係争中にそこまで言うのは極めて珍しいことですが、それが誰もが受ける印象なのでしょう。

今日はこの辺にしておきましょう。(続く)

死者からの手紙・顛末記その6

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