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死者からの手紙「東京医大カテーテル誤挿入事件」顛末記その7(反省の色が見えない)

前回(4月2日)の話を続けましょう。

「病院に過失はないと主張・・・」
事故直後の家族への説明から裁判の結審に至るまで、東京医大病院は終始「病院に過失はない」と主張し続けました。
司法解剖の結果、中心静脈カテーテル(CV,IVH)が直径数センチもある太い頸部静脈に全く入っていなかったにもかかわらずです。
挿入に失敗した医師は、新宿警察署から東京地検に送致されました。しかし、検察官の取り調べでも、裁判の法廷でも「自分のやり方に誤りはなかった」と主張し続けたのです。この若い医師に対し、おそらく病院側は強い圧力をかけ、問題のJ法律事務所・M弁護士の指南もあったでしょう。弁護士は裁判に勝つこと以外考えない愚かな人物に見えましたからね。和解の落としどころも考えず、闇雲に勝ち負けに突っ走るような弁護士を雇う東京医大は自らの姿をかがみ(M弁護士)に映しているようなものです。

「その後、白い巨塔では・・・」
ところで、この不器用さんの医師は事故後、大学病院でどういう立場にいたのでしょう。
ここに一昨年、東京医大麻酔科で行われた麻酔科認定医取得プログラムの資料(公開)があります。この資料は彼によって作成されたようですね。
事故を起こした医師が過去の事故を反省し、再起をかけて努力して、今の地位にあるのでしたら非難は致しません。件の医師の不器用さはとても改善しそうにはありませんけど・・。
でも、私たちの家族に対する姿勢は法廷で自己主張した言葉「自分のやり方は間違っていない」で終わっているのです。そして病院は彼を取立て、麻酔科の指導的?立場に置いているのです。なにか密約か、抜き差しならない縁故関係でもあるんでしょうか???
麻酔科認定医取得プログラム(公開資料)
http://101.dtiblog.com/i/iryoujikonet/file/20130724111121.pdf

「今も現場で・・・」
この不器用な麻酔科医師は今も山手線沿線に在る某総合病院麻酔科で「日本麻酔科学会認定医・専門医・指導医」と名乗り、医療現場にいるのです。この病院は東京医大の受け皿で、私の事件で経過観察を怠って送致されたもう一人の医師も同病院にいます。もう一人の医師も検察の事情聴取や法廷尋問で同じように「過失はない」と主張。現在に至っているのです。

事故を起こした医師が現場に戻っては困ると言っているのではありません。事故から何を学び、何を反省したか、私の墓前や遺族に腹蔵なく語ってこそ再起の機会が与えられると思うのです。違いますか? 黙っていて「理解してくれ」では心と心は通じませんよ。

今日はこの辺にしておきましょう。(続く)

追伸:私の事故日が近づきました。その日は奇しくも「東京医大メモリアルデー」です。大学は医療安全について何を反省し、何を語るのでしょう。
http://hospinfo.tokyo-med.ac.jp/news/shimin/20130709.html
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