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NHK「視点・論点」を見て改めて思うこと (寄稿−2)

最後に語られた「交通安全週間」は有るのに「医療安全週間」はないと。有ると根付いていきますよね。
医療者も隠さないで、もっとオープンな気持ちでやっていけばいいのにと思いました。医療を医者のものだとでも思っているのか!変わらなきゃならないですね。<抜粋>
(投稿:非会員、女性、医療従事者)

NHK「視点・論点」を見て改めて思うこと (寄稿−1)

患医連代表・永井裕之氏の放送を録画で拝見しました。
NHKでこれだけの時間を割いて放送できたのは日頃の活動努力のたま物と、改めて敬意を表したいと思います。

医療事故問題は「医療行為」だけが問題なのではなく医療を取り巻くすべてに起因していると感じています。
病院経営と言う名のそろばん勘定・西洋医学偏重・クスリ偏重社会・対症療法に甘んじる医師・保険制度、これらに関わる医療従事者の慢心、モラルの無さ、患者の過度な医者頼り。

最近では医師の告白本「抗がん剤をはじめとするクスリが命を奪う」や「元気でいたかったら医者にかかるな」などなど、次々と実態が浮き彫りにされてきています。
しかし、実際は、国民・患者の多くが(無責任なほど)医者を信じていますから困ったものです。
ゴキブリを1匹見つけたら100匹いるものと思えの例え通り、医療事故1件が明るみに出たら100件はあるものと思うべきなのに・・・・。

あまりにも簡単に「医者頼り」にする患者側にも問題はあるわけですが、これは長期間にわたって、そのように洗脳されてきた悲しい歴史があるように思います。
大変根が深く、これが変わり改まれば世の中が変わる、と断言できるほどだろうと推定しています。 (会員、男性
*会員資格:東京医大の3病院で医療過誤被害を受けた被害者&遺族

医療版事故調・検討部会を傍聴して(一被害者の立場から)

自己紹介
私は東京医大の被害者ではありませんが、民間医療法人で夫を医療事故で亡くしました。1998年の事故ですが、院内調査に納得できず、裁判まで経験しました。

事故調推進の署名活動(患医連・事故調フォーラム)は6月30日で50回になりますが、私はこの活動に殆ど参加してきました。
暑い日、寒い日、雨の日・・いろいろありましたが、今も駅前に立って活動を続けています。医療事故の不条理を初めて経験し、多くの人に関心を持って欲しいからです。

そして、医療版事故調関連のシンポジウムにも参加し、2012年に始まった医療事故調査制度を検討する厚労省の有識者会議の傍聴も、5月29日の13回終了まで出来る限り足を運びました。そしていよいよ検討部会の基本案がまとまり、秋の臨時国会に医療法改正に合わせて提案されることになりました。

一被害者として、一歩踏み出してやっとスタートラインに立ったという思いです。

事故調への期待と不安
何よりも「逃げる、隠す、ごまかす」の無い医療界であって欲しいものですが、今回「第三者調査機関」設立が早まる事への期待と同時に危惧するものも感じています。

どんな医師でも間違いは起こします。被害者は納得いく説明を求めています。裁判はお金での解決でした。裁判で私の主張は必ずしも通りませんでした。私は今でも提出した鑑定書意見が正しいと信じています。
真実は一つのはずです。事故は何時起こるか分かりません。患者も医療者も共に被害者なのです。真相究明されれば相互理解が深まり、大きな溝や不信感は減っていくのではないでしょうか。
全く当たり前と思うことが医療界では当たり前ではないのです。それは組織を守ろうとする壁にあります。

検討部会を傍聴して感じるのは、医療界の透明化に抵抗している姿が見え隠れしていることでした。多くの委員が自分の立場だけで考えていることです。被害者の思いが分からない検討委員ばかりで、被害者団体の委員が16人中1人しかいないことがとても残念でした。

一つ救われたのは第三者機関に被害者側からも調査を要請できるようになったことです。しかし、ここで問題なのは費用です。金銭的に苦しい被害者は裁判が出来ず泣き寝入りするしかありません。費用は誰でも出せる費用に抑えることが必要です。

基本案は先ず院内調査からという事ですが、透明性、公平性をはかる為にも第三者参加が必要なのは当然です。知っているのは当事者です。ここを透明化しなければ意味がありません。
私の場合、カルテなどを証拠保全してみると改ざんされていました。これが現実です。病院側に事実を開示する体制が浸透すれば被害者の不信感は減るのです。裁判で究明しようとしても嘘を通されるとなかなか真相が分からず、費用だけが掛かるのです。

事故調機関の構成員
事実を開示すれば解剖などせずにAIだけで分かるかもしれない。100%とは行かなくても医療当事者なら一番知っているはずです。
私が危惧するのは第三者の調査員です。院内調査でもそうですが、第三者機関の構成員をどのように選出するかが問題です。医療界でつながりのある人が選出されれば、かばい合う心理がはたらきます。

被害者には真相を知る方法がありませんでした。どのくらい医療事故が起きているかも把握されていません。透明化されたデータも無いのですから医療安全にはつながりません。
確かにクレーマーもいるでしょう。でも大切なのは真相が解明された事故から学び、医療安全を求める姿勢です。中立が保証される組織作りをして欲しいと思います。

厚労省は年間事故件数を1300〜2000件と試算していますが、そんなものではないと思います。泣き寝入りが多い中で、訴訟だけでも年に約800件あるのです。
被害者は同じ事故を起してほしくない、と望んでいます。
真相究明の第一歩が開けたのですから、しっかりした骨組みを作って欲しいと国に希望します。 (非会員、首都圏在住・女性)

孤影悄然 〜誰も書かないこぼれ話〜

2時間半に及ぶ事故調検討部会が終わった。対峙しながら意見を交わした委員同士は互いの労をねぎらい、多くの報道陣は各委員や厚労省職員に群がった。
しかし、その場に、誰からも声が掛からず、誰にも声を掛けられないひとりの委員が暫しポツネンと立っていた。

事故調検討部会で最後まで第三者の介入を拒み続けた医師・・・ある医療弁護士と結託して事故調反対意見を集めたものの、結局、出席している医師委員らの同調さえ得られなかった。閉会後、報道陣も彼には関心を示さなかった。
検討部会で各委員が落とし処を懸命に探っている[空気]が読めず、彼の発言は時間を浪費させた。
前職場で同僚だった元衆議院議員(医師、民主党、昨年落選)の後ろ盾も失い、会場には孤影悄然とする姿だけが残った。 
(会員投稿)

死者からの手紙「東京医大カテーテル誤挿入事件」顛末記その6(素人扱いした医師たち)

前回(3月25日)の話を続けましょう。

「素人騙しは続く・・」

病院は私の回復措置を優先すると言って家族にいろいろな手当ての説明をしてみせました。でも家族は事故直後の様子(長時間の心肺停止)を聞いて、既に脳死状態に入ったと判断していたのです。病院側も同様だったでしょう。脳波測定値が機器の残留ノイズレベルなのですから。
しかし、回復する見込みが無いのに病院は家族の手前?、脳幹反応を試みるなど努めてみせました。法的制約もあるのでしょうが、家族が錯乱状態に陥らないよう、肉体的、物理的に存続させてソフトランディングを試みたに過ぎないとも言えます。いわば「生きる屍」です。

8日後になって『カテーテルが何故か肺胸郭内にあった』

病院がカテーテルの誤挿入を認めたのは事故発生から8日後でした。いよいよ隠し通せなくなったのでしょう。レントゲンを撮れば分かる筈ですから。それにしても、院内で何を協議していたのか知りませんが結論を得るのに8日も掛かりますか?この病院の体質なんでしょうね。
そして脳外科の医師が私の脳症の説明を家族にしました。家族が「それは脳死ですね?」と聞いてもその医師は絶対に「脳死」という言葉を使いませんでした。『PNR(point of no return,不可逆点)を越えた』と相手を素人とみて専門用語を振りかざすだけでした。出来る人物ほど素人に分かりやすく納得行くよう説明すると聞きますけど・・・。

「レントゲンは被爆の恐れがある?!」

私が一晩中、胸が苦しい、背中が痛いと訴え続けたのは、肺胸郭に輸液が貯留していたからでした。家族は病院側が開いた説明会の場で「一晩中苦痛を訴えていたのに何故その時レントゲンを撮らなかったのか?撮影していれば貯留液がレントゲンに写ったはずだ。」と問い質しました。その時、副院長の要職にある安全管理責任者(メンタルヘルス科医)は「レントゲンは被爆の恐れが有りますからね・・・」
この副院長は一体何を言っているのでしょう???。目が点になりました。命と被爆とどちらが大事ですか?それよりも何よりも被爆が問題になるような医療機器を東京医大は使っているのですか?私が妊婦でもないのに・・・この副院長は一体何を言っているのでしょう。こんな言い訳は素人にも通じませんよ。彼がメンタルヘルス科の長というのですから、受診する患者さんもたまったものではありませんね。

「主治医は一体誰なの?」

私の執刀医(主治医)は手術を終えると帰宅(実際は帰宅せず某ホテルへ)、そして術後の経過観察は別の医師が担当しました。そして一晩中苦痛を訴えたのにレントゲン一枚撮らず、翌朝、心肺停止になったのです。
経過観察の医師は東北の田舎育ちの所為か、寡黙でコミュニケーションが苦手でした。私と会話を交わさず、看護師の報告を聞いて看護師に鎮痛剤投与と痰吸引を指示し続けたのです。
家族は説明会の場で「経過観察の担当医はどうして携帯電話で主治医に相談なり、報告なりしなかったのか?」と尋ねました。その時、もう一人の副院長が「その時は経過観察医が主治医なのです」と答えました。
家族は「え!?、主治医は執刀医の人ですよね?、執刀医は初診のときから診ているのですよ。経過観察医は主治医ではありませんよね。彼は執刀医の部下でしょ?」
副院長「その時、その時で主治医は変るのです。」家族「?????そんな病院、今まで聞いたことありませんよ!」
これも素人騙しなんでしょうか???

裁判官「酷い病院だと思うよ。こんな病院、私だって行かないよ

私の事件は裁判沙汰になりましたが、一連の経緯を精査した裁判官(医療集中部)は「酷い病院だと思うよ。こんな病院、私だって行かないよ!」と語気を荒げて吐き捨てるように家族に言いました。裁判官が係争中にそこまで言うのは極めて珍しいことですが、それが誰もが受ける印象なのでしょう。

今日はこの辺にしておきましょう。(続く)

死者からの手紙・顛末記その6

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死者からの手紙「東京医大カテーテル誤挿入事件」顛末記その5(手練手管を弄した医師たち)

前回(2月11日)の話を続けましょう。

「素人には分からない。プロだから分かる!・・・

頚部から挿入したCVカテーテルへ注入した輸液(約4L)全てが肺胸郭に入り、肺圧迫で心肺停止になった事が事故発生後のX線撮影で分かりました。
その時、主治医は私の家族に「挿管は出来ているが、何故か先端から輸液が肺胸郭に漏れ、貯留液が肺を圧迫して心肺停止になった」と説明しました。
その場には医師ら(経過観察の医師、麻酔科責任者、ICU責任者、そして家族の一言一句を必死!でメモする看護師3名)も同席しましたが、カテーテルを挿入した肝心の医師は不在でした・・・口封じだったのでしょうか???

主治医の説明に疑問を感じた家族は何度も聞き直しました。
「X線に映らない血管にカテーテルが正常に入っているとどうして判断できるの? カテーテルはX線に写っているけど血管は写ってないじゃない。血管は造影剤を使わなければ写らないんでしょ。だったら正常に入ってるなんて判断できないのでは?、しかも平面座標だけじゃ(三次元でなければ)不十分じゃないの?」と。
それに業を煮やした主治医は遂に「素人には分からない。専門家(プロ)だからこの写真一枚で正常に入っていると分かる!」と。そして周囲の医師らは申し合わせたように無言でしたよ。多分、挿入直後のX線写真の精査もしていなかったのでしょうね。挿入直後、直ぐ写真を見れば何と言っても自称「プロ」ですから「これは拙い!」と分かった筈ですよね。主治医さん!

「プロだからこそ真相は分かっていた!・・・

不審に思った家族はそれで司法解剖を決意し警察に届けたのです。
本当は医師らは改めて写真を見てカテーテルが正常に挿入されていないことにもうとっくに気付いていたんでしょ? なにしろ皆さんは「プロ」ですものね。
頚静脈の直径は数センチもあるんですよね。解剖の結果、カテーテルは途中で血管を突き破ったわけでも先端だけ微妙に管外に出たわけでもありません。解剖したらなんと直径数センチもある血管に最初から全く入ってなかったのです。そして管は肺胸郭へ入っていたのです。そんなの、東京医大の「プロ集団」に分からない筈がありませんね。
ではなぜ家族に隠そうとしたのでしょう。麻酔科の医師が余りにも「ヘボ」だからでしょうか?それは言わずもがなですけど・・・本音は??

「内部告発によりますと・・・」

前回(第4回)触れたように「内部告発」文には『事故当時の責任者(内部告発文に実名・役職記載)は会合で「あんなの、どうってことないよな」(原文のまま)と事故の責任も重大さも気にかけず、事なかれ主義と隠蔽体質で時間の経つのをただ待っていた。」と書かれているのです。
主治医以下、私の事件に関わった医師らは、このような上に立つ人物が怖かったのでしょうね。正直に話したら自分の地位が危うくなる。それよりも家族に対して手練手管を弄して上手く丸め込みたかったわけですね。
でも逆効果でしたよ。家族は警察に駆け込み、それが報道に漏れて不意を撃たれて無様な記者会見を余儀なくされ、東京医大の心臓外科連続死亡事件など一連の事件と共に世間に知れ渡ることになったのです。あの時、もっと病院が自ら非を認めて真摯に説明していれば事態は変わったでしょうね。

被害者を素人だからとその場限りの嘘を言う・・・愚かな集団意識です


では、今日はこの辺にしておきましょう。(続く)

死者からの手紙・顛末記その5

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